無垢のフローリング

無垢フローリング

無垢とは「混じりっけのない」「純粋の」という意味。無垢フローリングもその名の通り、人工的な張り合わせや、加工を施していない天然木の一部を、1枚板に加工したフローリングのことです。天然木の素材は、楢(ナラ)や樺(カバ)、ブナ、檜(ヒノキ)などがあげられます。

合板(複合)フローリングに比べて多少値が張りますが、自然素材ならではの風合いや触り心地が魅力で、ナチュラル志向の方々の間で人気が高まっています。主に国産の天然木が使われていますが、最近では輸入品も出回っているそう。今後は消費者からの需要と比例して、素材、価格ともにバリエーションが増えていくことが予想されます。

素材の特徴はというと、空気中の湿気を吸収・排出する『調湿効果』機能ががとても高いということ。湿気の多い夏には最適余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな冬は排出するので、1年中過ごしやすい室内環境を保ってくれます。夏は素足で歩いてもサラっと快適、冬は静電気の発生を抑えてくれるので、足で触れている時の不快感も少ないでしょう。

  • デメリット

天然木は、湿度変化にともない膨張と収縮を繰り返す素材です。そのため、合板フローリングより、反り・曲り・割れなどを生じやすいことがデメリットです。四季の気温の変化が激しい地域のお家にはあまり向いていないかもしれませんね。