合板のフローリング
合板フローリング
合板フローリングは、複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、天然木の薄板を張りつけた素材のこと。表面の天然木の厚みは、 0.3~1mm程度から、2~3mm程度のものまでありますが、合板と合わせて15~20mmになるものが一般的です。素材は主に、桜(サクラ)・楢(ナラ)などの広葉樹系が使用されています。
特徴としては、温度・湿度の変化に強いことがあげられます。無垢フローリングに比べて膨張や収縮、が生じにくく、耐水性・耐候性も強いです。色や価格帯が豊富もですが、何より特筆すべきことは、価格の安さ。無垢フローリングの2/3の価格で用意できる素材がほどんどです。
一時期、接着剤の化学物質が問題になりましたが、現在では低ホルムアルデヒドのフローリングが普及し、シックハウスの心配も少なくなりました。
- デメリット
合板フローリングは、表面材の天然木が厚いと、木目が鮮やかで味わい深い見栄えをしています。しかし、天然木の薄い合板フローリングは、強度のためにウレタン樹脂塗装などが塗られているので、人工的な風合いの見栄えになってしまいます。室内の見た目にこだわる方ですと、少し気になってしまうでしょう